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スキューバ・ダイビング 6~機材の種類 2

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さて、今回は前回に引き続きスキューバ・ダイビングの機材について調べています。

前回挙げた機材は3つ、「フィン」「マスク」「スノーケル」と、レジャーショップでも見かける極々一般的な機材。あまり「スキューバ・ダイビングの機材!」という感じのしないものでしたが、今回はダイビングショップ等の専門店に行かないとなかなか見る機会のない、重要な機材3点について調べてみました。



レギュレータ

レギュレータは、タンクの空気を供給・排出する為の器材です。今まで挙げた器材と違い、これこそスキューバダイビングの器材、という感じがしますね。

水中で陸上と同じ様に呼吸する為の機材であるレギュレータ、単にタンクにホースを繋いだだけの単純なものではなく、その仕組みは意外と複雑。レギュレータには、高圧縮されたタンクの空気を、周囲の水圧に併せて供給する機能があります。単純に空気を供給し排出するだけではなく、この機能がついているからどの水深でも自然な呼吸が可能になるんですね。

レギュレータは、タンクに接続する「ファーストステージ」、呼吸に使う「セカンドステージ」、そしてファーストステージとセカンドステージを繋ぐ「中圧ホース」の3つで構成されています。この構成がポイントで、タンクのエアはまずファーストステージで周囲の水圧より8~10kgに減圧されます。その後セカンドステージで周囲の水圧と同じ圧力まで減圧するんです。2段階に分けて減圧することで、呼吸の力に応じたエアを、スムーズに供給できる仕組みになっているんですね。

調べてみるとファーストステージ、セカンドステージにも、減圧の仕組みに応じていくつかのタイプに分かれる様なのですが、説明が長くなってしまいそうなのでそれに関してはまたの機会に調べます。


オクトパス

オクトパスとは、緊急時用のバックアップ・レギュレータのことです。メインレギュレータの故障時は勿論のこと、例えばバディのエア切れ等にも対応する為、必要不可欠で重要な器材です。「バックアップ」「予備」と言っても、いざという時に十分な性能を発揮できなければ意味がありませんから、性能的に劣る様なものを適当に選ぶのは良くないです。

オクトパスには、メインのレギュレータと同じくファーストステージに繋ぐタイプのものの他、後述のBCで使用するインフレーターホースに繋ぐタイプのものや、インフレーターと一体化しているタイプのものなどがあるそうです。

ファーストステージに中圧ホースで繋ぐタイプのものは、水中の障害物に引っかかって邪魔になったりしないよう、部分的に小型化されている等の工夫がされていたり、通常のセカンドステージと異なった作りの、オクトパス専用タイプのもの等があります。インフレーターに繋いだり一体化しているタイプのオクトパスは、インフレーター部分がそのままレギュレータとして使用できる様になっているものや、インフレーターに繋ぐ中圧ホースの途中にレギュレータを接続する、インフレーターホースのジョイントタイプのもの等があります。

インフレータ一体化型、インフレータホースジョイント型のものは、ファーストステージに繋ぐホースをその分減らすことができるので、コンパクトに収まります。取り回しも楽になるので、良いかも知れませんね。


BC

BCとは水中での浮力をコントロールする為に身に付けるジャケットのようなものです。正式には浮力補助装置、Bouyancy Compensator Diviceと言います。

水中や水面で安定した姿勢を保つ為に必要な器材で、状況に応じBCの中に空気を入れたり出したりします。そうすることで浮きも沈みもしない「中性浮力」と呼ばれる状態を作り出すことができるんですね。(中性浮力の状態は、ヘリコプターのホバリングや、宇宙空間での無重力状態を想像してもらえれば良いかと思います)

BCにも様々なタイプがあり、自分の用途に合ったものを選ぶ必要があります。ほぼ全体が浮力体になっているジャケットタイプ、肩の部分がベルトになっていてサイズ調整が簡単なショルダーベルトタイプ、浮力体が背中にあるバックフロートタイプの3つを基本に、その他各メーカーが様々な工夫を凝らしたオリジナルタイプ等があります。

肝心の浮力のコントロールについてですが、それはタンクのエアを使います。インフレーターと呼ばれる器具のボタン操作によって、タンク内の空気をBCに送り込み浮力を得る事が出来るんですね。このインフレーターを利用したオクトパス (補助レギュレーター) がある、というのは前述の通り。タンクのエアなので吸気もできる訳です。

逆に排出ですが、これは背中や背面下部等についているバルブから行います。インフレーターホースを引っ張ったり、ノブを引っ張ることでバルブが開き、空気が排出される仕組みになっているんです。またこのバルブは、BC内部の圧力が一定以上になると自動的に開くようにもなっています。そうやって、BCが水圧で破裂するのを防いでいるんですね。



今回は、いかにもスキューバダイビングといった雰囲気の3つの機材、水中呼吸を可能にする「レギュレータ」、自由自在な水中散歩の手助けをする「BC」に、いざという時のバックアップ「オクトパス」についての解説でした。この3つは、スキューバダイビング基本セットな感じがしますね。

この辺りの機材になってくると、次第に値段もお高くなってくるようです。自分に合った機材を購入することでダイビングの上達速度もあがりますし、機材への愛着が沸く事でダイビングの楽しみも増えると思いますが、いきなり最初から高い機材をそろえるのも大変です。

ダイビング ライセンスであるCカード取得まで、またその後継続的にダイビングをする確信が持てるまでは、ダイビングショップのレンタル機材を使うことも検討し、納得できる機材選びと購入を行いたいですね。


次回はスキューバダイビングの機材の中でも、もうちょっと専門的なものについて調べてみたいと思います。

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