ターゲットイヤー
資産運用の勉強:投資信託のターゲットイヤーファンド |
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ターゲットイヤー 資産運用 投資信託 |
投資信託のファンドには、予め目標とする年を定め、そこに到達するまでは株式を中心とした積極的なアクティブ運用を、目標年後は債券等の流動性重視の安定運用に切り替えるという、ターゲットイヤーファンドというものがあるそうです。
主に老後を意識した資産運用方法という認識が一般的で、定年投信とも呼ばれているようですね。
分配金に関しては、目標年 (ターゲットイヤー) に達する迄は年1~2回、達した後は毎月分配に切り替わるという設定になっていることが多い様です。
定年投信と呼ばれている通り、定年を目標年として設定、そこまではアクティブ運用で資産形成を成し、定年後は分配金を公的年金の補足にする、という使われ方が多い様ですね。
最大の利点は、一旦ファンドと目標年を設定してしまえば、後は自動的に配分比率を変えて運用してくれる完全おまかせ型の運用である、ということでしょうか。投資信託初心者の方や、自分で時間をとって運用することが難しい方には良い投資信託ファンドだと思います。
注意点としては、必ずしも市場の状況にあった資産配分が行われるとは限らないという点。目標年まで株式市場が低迷、目標年を過ぎてから大きく好調になるということもありますよね。特に短期運用では相場の影響を大きく受けてしまいます。
また、信託報酬がやや高めである事もデメリットになるでしょうか。長期運用を前提とした場合、僅かな信託報酬の差も「ちりも積もれば山となる」でそれなりに影響しますよね。
そんな投資信託のターゲットイヤーファンド、注意点を踏まえれば、有効に利用できそうな投資信託ファンドです。