パッシブ運用
資産運用の勉強:投資信託の捉え方2 パッシブ運用・アクティブ運用 |
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投資信託はファンドごとに運用方針が違います。
投資信託ファンドの運用方針の違いとして、「どの様な値動きを目指すのか」という一番大きい指針があります。その指針は2つ、パッシブ運用とアクティブ運用というものです。
投資信託での資産運用を考えるにあたり、この2つの運用方式について、詳しく調べてみました。
投資信託には、パッシブ運用と呼ばれる市場指数と同じ値動きを目指す運用方式と、アクティブ運用と呼ばれる市場平均を上回る成績を目指す運用方式の2つがあります。
それぞれの運用方式の差異については、下記の様になります。
- 【パッシブ運用】
- 運用目標:市場指数と同じ値動き
- 投資判断:指数を構成する全銘柄に投資
- 信託報酬:低
- [特徴]
- ・市場の平均的な収益しか得ることが出来ない
- ・値動きが分かり易い、理解し易い
- ・市場全体に銘柄が分散される
- 【アクティブ運用】
- 運用目標:市場平均を上回る成績
- 投資判断:ファンドマネージャーの手腕に左右される
- 信託報酬:銘柄選択の際、運用コストは高くなる
- [特徴]
- ・ファンドによって実績に大きく差が出る
- ・市場を上回る収益を得られる可能性がある
この2つの大きい違いとして、「何に投資するのか」を挙げる事が出来ます。
パッシブ運用をする投資信託ファンドは経済・資産全体に投資している、アクティブ運用をする投資信託ファンドは成長分野に着目し利益を挙げようと投資していると捉えることができますね。
なお、パッシブ運用をする投資信託ファンドのことを「インデックスファンド」、アクティブ運用をする投資信託ファンドのことを「アクティブファンド」と呼びます。
次に、それぞれの特徴を考えてみます。
- インデックスファンド
- 対象となる指数を構成する銘柄を、全てファンドに組み入れてある為、インデックスファンドを購入するだけで市場全体へ分散投資していることになる。
- 目標となる指数の日経平均やTOPIXは、テレビや新聞で手軽に情報を入手できる為流れをチェックしやすく、また値動きの理由も分かり易く解説されることが多いので、日常生活で相場を把握し易い。
- また、銘柄の選択はシステム化されており入れ替えも少なく、信託報酬は低めになっていることが多い。
- アクティブファンド
- ファンドマネージャーが独自の知識や経験、ノウハウを活かして投資判断を行う。ファンドマネージャーの力量が大きく影響する。
- 何某かのテーマ(環境や資源エネルギー、技術等の分野・テーマ)や、各企業の経営戦略、専門技術に着目し重点的な投資を行い、業界の動向で相場が大きく変動することもある。
- また、銘柄選定や入れ替えタイミングに多くの手間が掛かる為、信託報酬は高めになっていることが多い。
社会経済が上向くと利益の上がるインデックスファンドと、各分野への期待が高まる事で利益があがるアクティブファンド。
それぞれの特徴を理解した上で、自分の運用スタイルに合った投資信託ファンドを選択したいですね。